ご提案書

Zoho CRM 運用再設計・活用支援のご提案

宛先:安藤 鈴菜 様 提出元:株式会社etika(Zoho認定パートナー)宮村 佳祐 提出日:2026年10月1日 金額はすべて税別・概算

要点

1今月中に属人化を解消

Zoho CRMのアカウントをお預かりし、APIで設定を取得してAIで現状を把握します。設定と運用ルールを文書化します。Phase 1:約20万円・約1.5か月(スケジュール調整で補助対象にも可)。

2補助金で仕組み化を拡張

デジタル化・AI導入補助金2026で、顧客管理・月次配信・売上予測・請求書連携まで広げます。次の締切は 10/30 17:00 です。

3すぐできるコスト削減

現在のCRMエンタープライズ(3ユーザー・月間払い)を年間払いにすると、年額で約5.1万円下がります。

1. 現状と課題(お打合せで伺った内容)

区分現状課題
体制Zohoを構築・運用していた営業リーダーが今月末で退職設定がブラックボックス化し、来月以降の運用が止まるおそれ
案件管理見込みはスプレッドシート、確度が上がったらZohoへ転記。定着は約6割二重入力、入力ルールがなく抜け漏れが多い、データを信頼できない
顧客管理取引先は登録済み。連絡先は名刺インポートで取引先と紐付いていない。完成度は約30%営業履歴・ミーティングログ・担当者・会社特性が残らない
月次配信毎月インフルエンサーリストを配信(メール中心、半分程度はLINE個別送信)手作業の負荷が大きい。宛先・手段の管理が属人的
レポート売上予測を毎回手作業で作成Zoho内で集計できていない
経理連携Money Forwardで請求書を作成し、Zohoに反映。以前あったチェックボックスでの請求書作成は廃止経理側もブラックボックス気味

2. 目指す姿

3. ご提案の全体像(2段階)

PHASE 1|今すぐ

運用再設計パッケージ

200,000円
目的
属人化の解消・案件管理の定着
時期
10月上旬〜11月中旬(約1.5か月)
財源
自己資金(スケジュール調整により補助対象に含めることも可)
前提
すぐ着手可能
PHASE 2|交付決定後

補助金を活用した拡張

約140万〜240万円
目的
顧客管理・配信・売上予測・請求書連携の仕組み化
時期
交付決定(2026/12/10予定)後〜2027年5月
財源
デジタル化・AI導入補助金2026(実質負担は約半額)
前提
採択が前提。不採択なら実施有無を再判断
Phase 1(20万円)も、タイミングとスケジュールを調整すれば補助金の対象に含められます。補助金は交付決定前の契約・支払い・作業を対象にしないため、10月中に着手する場合は自己資金になります。一方、Phase 1の契約・着手・支払いを交付決定(2026/12/10予定)より後にすれば、Phase 1の内容もPhase 2と同じ申請の導入関連費(導入コンサルティング、導入設定・マニュアル作成・研修)として補助対象にできます。進め方の比較は6-7をご覧ください。いずれの場合も、自己資金分と補助対象分の作業範囲は重ならないように分けて見積もります。

4. Phase 1:Zoho CRM 運用再設計パッケージ

4-1. 進め方とスケジュール

週内容主な成果物
第1週(10月上旬)キックオフ、Zoho CRMアカウントのお預かり(etika用ユーザーの招待)とAPI接続の設定、APIで設定情報を一括取得し、AIで現状を解析(モジュール・項目・レイアウト・ワークフロー・関数・権限・項目ごとの入力状況。キャンバスは画面で確認)現状設定スナップショット
第2週AI解析の結果をもとに、退職予定の営業リーダー様へ確認ヒアリング(1時間程度、最優先)。設定の意図や運用上の例外など、データからは分からない点だけを確認。現状設定と業務フローの対応表を作成し、課題を洗い出し現状分析レポート
第3週業務フロー・すり合わせワークショップ(2〜3時間×1回):スプレッドシートで管理している情報をZoho CRMへ入力する際のルール、商談の項目・ステージを更新するタイミングと担当、取引先と連絡先の紐付けの運用を決定決定事項メモ
第4〜5週標準設定の範囲での設定改修(ステージ・必須項目・入力規則・ビュー)、取引先⇔連絡先の紐付け運用の整備、ビューと各画面で状況を確認・更新する手順の整備改修済み設定
第6週運用手順書・設定ドキュメントの納品、操作説明会、定例ミーティングの型のご提供運用手順書、設定ドキュメント、定例アジェンダ

4-2. 現状把握の進め方(API+AI)

引き継ぎ資料や担当者の記憶に頼らず、Zoho CRMそのものから設定の現状を読み取ることを基本とします。

  1. アカウントのお預かり:御社のZoho CRMに、etika用のユーザーを管理者権限で招待していただきます(既存ユーザーのパスワード共有は不要です)。
  2. API接続:etikaがZoho CRMのAPIに接続します。現状把握の段階では読み取り専用の権限で接続し、データや設定は変更しません。
  3. 設定情報の一括取得:モジュール、項目(API名・データ型・選択肢・必須設定)、レイアウト、ワークフロー・承認・割り当てルール、関数、権限・プロファイル、レポート・ダッシュボード、項目ごとの入力状況を取得します。キャンバスはAPIで取得できない可能性が高いため、画面上で確認します。
  4. AIによる解析:取得した設定をAIで解析し、「どの項目・自動化が、何のために、どれくらい使われているか」「使われていない項目や、壊れている・矛盾している設定はどこか」を整理します。
  5. 人への確認は最小限に:退職予定の営業リーダー様には、AI解析で分からなかった設定の意図と運用上の例外だけを確認します。引き継ぎ資料(業務フロー・支払いルール等)があれば補足として参照します。

この進め方の利点

  • 短期間で、設定の漏れなく全体を把握できます。退職前の限られた時間を、意図の確認に集中して使えます。
  • 取得結果がそのまま設定ドキュメントの土台になるため、属人化が再発しにくくなります。
  • 同じ手順で再取得できるため、改修前後の比較や、今後の定期点検にも使えます。

安全面

  • 現状把握は読み取り専用の権限で行い、データ・設定は変更しません。
  • API連携の利用はZohoのAPI上限の範囲内で行い、通常業務には影響しません。
  • 取得した情報の取り扱い(保管場所・保管期間)は、ご契約時に取り決めます。

4-3. 対応範囲

設定対応の基本方針
Phase 1の設定改修は、Zoho CRMの標準項目と標準設定(項目・選択肢・必須設定・レイアウト・入力規則・ワークフロー・ビュー・権限など)で対応できる範囲にとどめます。関数(Deluge)などの複雑な処理や、キャンバス画面上の入力項目への対応は行いません。
区分対応方針
標準項目・標準設定対応します(Phase 1の設定改修の中心)
関数(Deluge)原則対応しません。ただし、項目値の自動更新など一部の簡易的なものであれば対応できる場合があります(内容を確認のうえ個別にご相談)
キャンバス(Canvas)難しい事項です。キャンバスはAPIでの取得・編集に対応していない可能性が高く、当社の進め方(API+AI)では解析・改修ができません。画面上での手作業が必要になるため、Phase 1では改修を行わず、現状の確認と編集方法のレクチャーにとどめます

含むもの

  • 現状設定の棚卸しと可視化(API取得+AI解析、営業リーダー様への確認ヒアリングを含む)
  • 【必須】スプレッドシートの情報をZoho CRMへ入力する際のルール設定:どの情報を、誰が、どのタイミングで入力するかを決め、二重管理をなくす
  • 【必須】案件情報の入力ルール:商談の項目の更新、ステージの更新について、入力タイミング・担当・必須項目を定め、標準設定で入力規則を設定
  • 【必須】取引先と連絡先の紐付け運用:連絡先を必ず取引先に紐付けるルールと手順、既存の名刺データの紐付け方法、活動履歴の記録ルール。紐付けができていれば、次のステップでZoho Campaignsと連携する際もそのまま配信リストとして使えます
  • ビューと各画面での状況確認・データ更新の手順:レポート・ダッシュボードは作らず、ビュー(一覧)と各レコード画面で状況を確認し、その場で更新できる手順を整備
  • 運用手順書・設定ドキュメント・定例アジェンダ雛形
  • 上記に伴う設定改修(標準項目・標準設定の範囲)
  • 稼働目安:約3人日

含まないもの

  • 関数(Deluge)などの複雑な処理、外部API連携など、コード開発を伴う実装(一部の簡易的な関数は個別にご相談)
  • キャンバス画面上の入力項目への対応、キャンバス画面の新規作成・改修(難しい事項。現状確認と編集方法のレクチャーは含みます)
  • メール配信の設定(Zoho Campaignsとの連携、配信リストの作成、送信ドメインの認証など)。準備の手間が大きいため、次のステップ(Phase 2)で対応
  • レポート・ダッシュボードの作成(売上予測レポートを含む。Phase 2で対応)
  • Money Forwardとの請求書連携の再構築
  • データの一括クレンジング作業(手順の整備までを含み、実作業は御社で実施)

必要に応じて別途お見積り、またはPhase 2で対応します。

4-4. 費用

プラン内容費用(税別)
Phase 1上記の範囲すべて200,000円

4-5. すぐできるコスト削減:年間払いへの切り替え

契約単価(1ユーザー/月)3ユーザーの月額年額
エンタープライズ・月間払い(現状)7,080円21,240円254,880円
エンタープライズ・年間払い5,660円16,980円203,760円
差額▲51,120円/年
Phase 2(Zoho Oneなどへの切り替え)を検討する場合は、二重契約にならないよう、切り替え時期を決めてから年間払いへの変更を判断してください。

5. 個別テーマの考え方

5-1. 月次のインフルエンサーリスト配信(メール/LINE)

5-2. 売上予測レポート

5-3. Money Forwardとの請求書連携

6. Phase 2:デジタル化・AI導入補助金2026の活用

6-1. 制度の概要(通常枠)

制度名デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)通常枠
補助額5万円以上150万円未満(1プロセス以上)/150万円以上450万円以下(4プロセス以上)
補助率原則1/2以内(地域別最低賃金に近い水準で雇用している従業員が一定割合以上いる場合は2/3以内)
補助対象経費ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)、導入関連費(導入・活用コンサルティング、導入設定・マニュアル作成・研修、保守サポート)。役務の上限は200万円
主な申請要件GビズIDプライムの取得、SECURITY ACTION(★一つ星以上)の宣言、労働生産性を年平均3%以上向上させる3年間の事業計画。補助額が150万円以上の場合は賃上げ計画が必須
申請方法登録済みのIT導入支援事業者と共同で申請(1社につき通常枠は1申請のみ)
次の締切2026年10月30日(金)17:00(交付決定 2026/12/10予定、事業実施期限 2027/5/31予定)。それ以降は未公表
支払い補助金は後払いです。いったん全額をお支払いいただき、実績報告のあと交付されます。その後3年間は効果報告が必要です
前回のお打合せで「2/3程度が補助される」とお伝えしましたが、2026年の通常枠は原則1/2です。訂正いたします。

6-2. 補助対象になるかの確認(重要)

  • 交付決定より前に契約・支払いをしたITツールは対象外です。
  • 導入済みソフトウェアの増台・追加ライセンス・リビジョンアップ・機能追加は対象外です。Zoho CRM(エンタープライズ)から Zoho One/CRM Plus への切り替えが「新規導入」と認められるかは、申請前に事務局とZoho社へ確認します。確認が取れない場合は、補助金を使わない進め方をご提案します。
  • 補助金は申請した内容どおりに実施した経費だけが対象です。申請と異なる作業を補助金で賄うことはできません。当社は、申請範囲と実施範囲を一致させた見積り・契約でご支援します。

6-3. Zohoプランの比較(Zoho公式価格・税別)

プラン単価(年間払い・月額換算)3ユーザーの2年総額主な内容適合
Zoho CRM エンタープライズ(現状)5,660円
月間払い 7,080円
407,520円
月間払い 509,760円
CRM単体現状維持。補助対象外
Zoho One(全従業員プラン)5,240円
月間払い 6,370円
377,280円
全従業員3名の場合
CRMを含む45以上のアプリ(Campaigns、Analytics、Flow、Books、Forms、Sign、Creator等)◎ 推奨
Zoho One(ユーザー単位プラン)12,740円
月間払い 14,870円
917,280円同上(一部ユーザーのみ契約)△ 割高
Zoho CRM Plus8,070円
月間払い 9,770円
581,040円CRM+Campaigns、SalesIQ、Desk、Social、Projects、Survey、Analytics○ 営業・マーケ特化なら有力

Zoho One 全従業員プランの注意点:パート・契約社員を含む全従業員分のライセンスが必要です。全従業員数がCRMを使う人数(3名)より多い場合は、その人数で再試算します(例:5名なら2年で628,800円)。キャンバスなど今の設定をそのまま使えるかは、切り替え前に確認します。

当社の推奨:全従業員数が少なければ Zoho One(全従業員プラン) です。現状の月間払いより安く、メール配信(Campaigns)、売上分析(Analytics)、外部連携(Flow)まで追加費用なしで使えます。

6-4. Phase 2の対応候補

テーマ内容使うツール
月次配信の自動化送信ドメインの認証、Zoho Campaignsとの連携(取引先・連絡先からの配信リスト作成)、メール一斉配信、開封・クリックの把握、LINE送信タスクの自動作成Campaigns / CRM
売上予測ダッシュボード確度・ステージ別の着地予測、前年比較、タレント別の売上Analytics
請求書連携の再構築Zohoで確定した商談からMoney Forward請求書を作成し、ステータスを戻すCRM関数 / Flow
顧客管理の高度化名刺取り込み、ミーティングログのAI要約、取引先ごとの提案履歴CRM / Zia
定着支援(活用コンサルティング)導入から6か月間の定例ミーティング伴走、データ品質チェック―
Money Forward側の業務フロー整備は、Zohoの補助対象とは別の契約・別のお見積りにします。通常枠は1社1申請のため、Money Forwardを補助対象にしたい場合は、同じ申請に含められるかを申請前に確認します。

6-5. 費用と補助額の試算(例)

ケースライセンス
Zoho One 3名・2年
導入関連費補助対象経費補助額(1/2)実質負担
標準377,280円1,000,000円1,377,280円688,640円688,640円
拡張377,280円2,000,000円
役務の上限
2,377,280円1,188,640円1,188,640円

6-6. スケジュール(10/30締切を目指す場合)

10/30に間に合わない場合は、次の締切(日程未公表)に回ります。その間は Phase 1 で整えた運用を回しながら準備します。

6-7. Phase 1(20万円)を補助対象に含める場合

Phase 1も、契約・着手・支払いのタイミングを交付決定後に合わせれば、補助金の対象に含められます。緊急度と費用負担のバランスで、次の3つから選べます。

進め方内容Phase 1部分の負担(税別)留意点
A. 今すぐ自己資金で実施10月に着手し、Phase 1を11月中旬までに完了。Phase 2だけを補助金で実施200,000円退職前に現状を把握できる。今月中に整えたいというご要望に合う
B. Phase 1も補助金に含めるPhase 1とPhase 2を1つの申請にまとめ、交付決定(12/10予定)後に契約・着手約100,000円
1/2補助の場合
着手は12月中旬以降。不採択の場合は補助なし。営業リーダー様の退職後になるため、API・AI解析の比重が高くなる
C. 分けて実施退職前に必要な最小限(API・AIによる設定スナップショットの取得と、営業リーダー様への確認)だけ自己資金で実施。運用設計・設定改修・手順書化は補助対象として交付決定後に実施自己資金分は別途お見積り
数万円程度を想定
自己資金分と補助対象分で同じ作業を二重に計上しないよう、作業範囲を明確に分ける

7. ご判断をお願いしたいこと

  1. Phase 1のご発注(20万円)、Phase 1を補助対象に含めるか(6-7のA/B/C)、営業リーダー様への確認ヒアリングの日程(10月中旬まで)
  2. 補助金を使うかどうかと、10/30締切を目指すか
  3. 全従業員数(Zoho Oneの費用試算に使います)、GビズIDプライムの取得状況
  4. 補助金でまとめて進めたいテーマ(月次配信、売上予測、請求書連携、その他ツール)

次のステップ

  1. 本提案へのご意見・ご質問をいただく
  2. Phase 1のご発注後、キックオフ(Zoho CRMへのetika用ユーザーの招待とAPI接続の設定。引き継ぎ資料があれば共有)
  3. 補助金を使う場合は、並行してGビズIDプライムの申請と事務局への確認を始める

出典(2026年10月1日時点で確認)

料金・制度は変わることがあります。ご契約・申請の前に、最新の情報を改めて確認します。